綴織の組織はいわゆる平織りですが、緯糸がぴったり接触するように織られています。 あたかも経糸を包み込むかのように・・・。 従って表面には経糸は現れず、無地の部分も文様も緯糸だけで 表現されるように構成されています。 このように織り上げるため、緯糸が常に35度の角度になるよう 杼(ひ)を突き出して越します。 織り幅よりも約10%長く緯糸にゆとりをもたせて打ち込むと緯糸はごく自然な状態で 経糸を包み込んでいきます。経糸は直線に、ちょうど芯のような形になります。 従って生地は厚手となり、帯芯は不要です。常に一定の角度で織り込んでいく技は 綴織の独特な技法で高度な技術と長年の経験が求められます。 |